ご挨拶

分子プロファイリング支援活動・班長
(公益財団法人がん研究会
がん化学療法センター分子生物治療研究部・部長)
清宮 啓之

分子プロファイリング支援活動は、文部科学省・科学研究費助成事業(以下、文科省科研費)新学術領域研究(研究領域提案型)『学術研究支援基盤形成』における、先端技術基盤支援プログラム・先端モデル動物支援プラットフォームを構成する支援活動の1つとして、平成28年度より始動しました。この活動は、文科省科研費の研究課題として採択された、我が国の基礎生命科学研究において、(1)化合物が有する生理活性を解明もしくは検証しようとするもの、(2)興味ある生理イベントの制御分子(化合物もしくは遺伝子)を探索しようとするものに対して、高度な先端技術および専門知識を備えた研究者が支援担当者となってサポートさせていただくものです。

 具体的には、細胞応答の複合解析による新規化合物の生理活性評価、バイオプローブとして開発されたオリジナル化合物の特異性検証など、有機合成化学・天然物化学からケミカルバイオロジー、創薬応用にむけた基盤的研究まで、幅広い研究者層のニーズにお応えします(化合物評価支援)。また、興味ある生命現象の制御遺伝子や調節経路を特定するための有用リソースとして、標的分子が明らかな化合物(キナーゼ阻害剤など)およびマイクロRNAなどの小分子核酸を収載したライブラリーの配付、shRNAライブラリーによる機能遺伝子探索などを実施します(分子探索支援)。これらの支援メニューは、動物個体レベルの実験アプローチのみでは捉えられない、精緻な生命分子機構の解明、さらにはその人為的な調節・検出などの目標達成に有効です。また、当支援活動は、研究者間の共同研究ネットワークの形成、とりわけ化学者と生物学者の橋渡しとなることも目指しています。

 詳しい支援内容および条件については、各支援項目のページをご覧下さい。本支援活動を積極的にご活用いただき、皆様の研究のさらなる進展にお役立ていただければ幸いに存じます。